回答から、作業へ
SearchSealの改善キュー(アプリ上の表示は「Actions」)は、モニタリングの根拠から変えるべきことを示します。直近30日間に保存した回答、そこで挙がったブランド、一緒に返された引用元のリンク、そのリンク先のページを読み込みます。回答が事実を誤っている、自社が抜けている、質問に答えていないページが使われている、といった場合に改善項目を作ります。
回答からの改善項目は、事実の訂正、ページの改善、掲載の依頼、ページの新規作成の4種類です。引用元ページをもとに決まったルールで種類を選びます。1つのモデルチェックが回答と保存したブランド情報の矛盾を調べ、引用は回答と一字一句一致する必要があります。AIモデルが指示と下書きを書きます。訂正した一文、新しい段落、競合を掲載するサイトへの依頼メール、抜けているページの構成案などです。モデルの失敗時や下書きがチェックを通らない場合は、簡単なテンプレートに切り替わります。
検索データとサイトのチェックからの改善項目
改善項目はAIの回答だけから作られるわけではありません。サーチコンソールを連携すると、ルールに沿って検索の改善項目も見つかります。インデックスが必要なページ、誤ったcanonical、書き直す価値のあるタイトルと説明文、1ページ目のすぐ外にいる検索クエリ、同じクエリで競合している2つのページ、クリック数が減っているページなどです。どの項目にも、きっかけになった検索の数値が表示されます。
毎日のサイトのチェックからは、robots.txtで検索用のボットがブロックされている、ページが壊れている、ページがインデックスから除外されている、といったアクセスの改善項目が加わります。手動のページ診断(英語)では、診断したページについて、構造、構造化データ、タイトル、SNS用のカードの改善項目が加わります。
ボットの遮断を優先
AIボットのブロック、手早い改善、残りはスコア順に並び、FAQ、llms.txt、SNS用のカードは最後です。同グループの回答改善は、質問に結びつくクエリの表示回数×関係するAIの数で採点します。表示回数はサーチコンソールの28日分で、Bingウェブマスターツール(英語)を連携するとBing分も加算します。検索連携がなければ0点で、同点なら対象の質問が多い項目を優先します。検索の改善項目は、より良いスニペットで取り戻せそうなクリック数など、各項目の数値で順位がつきます。
キーワードも需要の手がかりになります。見つけてもらいたい検索キーワードを登録すると、Googleでの検索数、広告単価の目安、そしてDeepSeekがどのサイトを選ぶかを毎週確認します。DeepSeekが他のサイトを選んでいる場合は、同じ4種類の改善項目を作り、項目にキーワードを表示します。検索データを連携していなくても、キーワードに結びついた質問は、そのキーワードの検索数と広告単価で順位が決まります。完了にした項目では、DeepSeekが自社を選ぶようになったかを確認できます。
ほぼ同じ項目がたまらないよう、1つの質問につき未対応の改善項目は1つです。新しい回答で更新されても、作業中に内容は書き換わりません。承認済み、却下済み、完了済みの項目はそのまま残ります。

承認、公開、完了
どの改善項目にも、承認、完了、却下の3つの操作があります。承認は、その作業をするつもりだという意味です。自社サイトは自社の言葉で編集してください。SearchSealがページを編集したり公開したりすることはありません。変更が公開されたら、改善項目を完了にします。製品に合わない項目は却下し、気が変わったら元に戻せます。
ページがない場合は、改善項目や質問をもとに、ガイド、比較、FAQ、ハウツーの形式で記事の作成をSearchSealに依頼できます。下書きはご自身で公開するまでSearchSealの中にとどまります。記事の作成には月ごとの上限があり、Starterは20本、Proは40本、Maxは80本です。
改善前後の比較と、その限界
回答からの改善項目を完了にすると、直前14日間が「改善前」の期間として保存されます。さらに14日後、SearchSealは2つの期間で自社に言及した回答の割合を比べます。検索の改善項目では、代わりにページのクリック数を比べます。比較には、1つの期間に3つの質問から10件以上、または、より少ない質問から20件以上の回答が必要です。足りない場合は、比較に十分なデータがないと表示します。可視性が10ポイント以上上がった場合、またはクリック数が2倍以上かつ5回以上になった場合に、効果ありと判定します。
アクセスとページ診断の改善項目は扱いが異なります。次のページ診断で変更が確認されるか、改善項目が再び開かれます。
改善前後の比較には対照群がありません。回答は実行ごと、地域ごと、アカウントごとに変わり、その数週間のあいだにウェブも変化します。「効果あり」は、編集と時期の重なる変化が見られたことを示すもので、編集が原因だと証明するものではありません。