AI検索で自社が出てこない理由と確認する順番
ChatGPTやAIによる概要で自社が紹介されないときに、原因を順番に切り分ける方法を解説します。回答と引用元、検索の需要、クローラーのアクセス、流入と成果を分けて確認し、確実なものから直します。
AIの回答に自社が出てこない理由は、1つの回答を見ただけでは分かりません。 質問が自社の打ち出し方と違う、AIがほかの情報源を使っている、自社の情報が分かりにくい、ページが検索の対象になっていない、アクセスの記録が足りない、など原因はいくつも考えられます。それぞれを分けて確認していきましょう。
まず「表示される」を定義する
何が問題なのかを先に決めます。
- 回答の中で自社の名前が出ないのか
- 引用元に自社のページが出ないのか
- 検索の需要がないのか
- 人がサイトに来ていないのか
- 問い合わせや売上につながっていないのか
確認するときは、プロンプト、AIのサービス、モデル、日付、地域、検索を使ったかどうか、回答の全文を記録します。1つの回答は「その時の結果」であり、決まった順位ではありません。
回答と引用元を確認する
- 回答の全文を保存し、自社の名前が出たかを記録する
- 回答の引用元のURLやドメインをすべて記録する
- 1つのプロンプトで判断せず、決めた複数のプロンプトで繰り返し確認する
- 自社のページが、顧客の実際の質問に、新しく根拠のある情報で答えているかを確認する
ページの内容が質問に合っていても、選ばれないことはあります。また、引用されても、訪問や問い合わせにつながるとは限りません。確認の方法はChatGPTに自社サイトが引用されているか確認する方法で詳しく解説しています。
検索と流入は別に確認する
サーチコンソールなどでは、その検索サービスでの検索クエリ、表示回数、クリック数、インデックスの状態が分かります。アクセス解析では、人の訪問、参照元、目標の達成、売上が分かります。
参照元が記録されていない、データのない期間がある、というだけでは、AIからの訪問がなかった証拠にはなりません。流入の確認方法はChatGPTからの流入を計測する方法をご覧ください。
見つけてもらえる状態か確認する
- 正規のURL(canonical)とサイトマップに含まれているか
- 検索エンジンにインデックスされているか
- robots.txtで、対象のクローラーを拒否していないか
- CDNやWAF、レート制限で、アクセスがブロックされていないか
- アクセスログに、AIのクローラーのアクセスが記録されているか
Googleは、サイトマップはページを見つける助けになるものの、クロールやインデックスを保証するものではないとしています。OpenAIは、ChatGPTの検索の要約や抜粋にサイトの内容を使ってほしい場合は、OAI-SearchBotをブロックしないようにと説明しています。これはアクセスの条件であり、表示を保証するものではありません。
robots.txtの確認はrobots.txtでAIクローラーを拒否・許可する書き方、アクセスのエラーはCloudflareがChatGPTをブロックしていないか確認する方法で解説しています。
確実なものから直す
原因がはっきりしているものから順に直します。
- 間違っている、古い、食い違っている公開情報を直す
- 確認できたアクセスの問題を直す
- 顧客の実際の質問に答えるページがなければ作る
- 根拠や、第三者からの評価を充実させる
- 同じ条件で、もう一度回答を確認する
改善の進め方はChatGPTに自社が表示される方法でも紹介しています。
まず全体を手早く確認したい場合は、アカウント登録なしで使えるLLMO無料診断で、robots.txt、構造化データ、ページの基本的な状態を確認できます。
まとめ
AI検索に自社が表示されないときは、回答と引用元、検索の需要、アクセス、流入と成果を分けて確認します。1つの数字にまとめず、それぞれの記録をもとに原因を切り分けましょう。
SearchSeal は、登録した質問について、AIの回答を毎日保存し、ブランドの言及、順位、競合、回答とともに返された引用元のリンクを記録します。そのうえで、回答と検索の需要をもとに、自社のページで直すべき点を改善キューにまとめます。ただし、すべての原因を説明したり、引用や流入を保証したりするものではありません。
よくある質問
1回の確認で自社が表示されなければ、AIに認識されていないということですか?
そうとは限りません。AIの回答は質問や条件によって変わります。決めた複数のプロンプトで繰り返し確認して判断しましょう。
サイトマップを送信すればAIの回答に表示されますか?
表示されるとは限りません。サイトマップはページを見つける助けになりますが、クロールやインデックス、AIの回答での表示を保証するものではありません。
最初に何から直せばよいですか?
間違っている情報や古い情報、食い違っている情報など、原因がはっきりしているものから直します。次に、確認できたアクセスの問題を直しましょう。