AIO対策のやり方|AIによる概要に引用されるための手順
GoogleのAIによる概要に自社サイトが引用されるためのAIO対策を手順で解説します。表示の条件、サーチコンソールでの確認、ページの書き方、手動での表示チェックの記録方法まで紹介します。

AIO対策の基本は、ページがGoogleにインデックスされスニペット付きで表示できる状態にすること、サーチコンソールで生成AI機能への参加設定を確認すること、そして検索する人の疑問に直接答える内容を書くことです。 そのうえで、対象の検索語でAIによる概要が表示されるか、自社が引用元に入っているかを、条件をそろえて定期的に記録します。
AIOという言葉の意味やLLMOとの違いは、AIOとはで解説しています。この記事では、実際の作業の手順を順番に説明します。
手順1:対象のページを1つ選ぶ
最初から全ページを見直すのではなく、成果につながりやすいページを1つ選んで始めます。たとえば、問い合わせにつながるサービスページや、比較されやすい料金ページです。
選んだページについて、次の3点を書き出します。
- 正規のURL(canonical)
- 想定している読者
- そのページが答えるべき疑問
こうしておくと、技術的な問題、内容の問題、あとで確認する表示状況を、サイト全体の問題と混ぜずに整理できます。
なお、Google検索のAIによる概要と、Geminiアプリでの会話は別のものです。記録も分けて管理しましょう。GeminiやAIモードを含むGoogleのAI検索全般についてはGemini対策で解説しています。
手順2:インデックスとスニペットの状態を確認する
Googleは、AIによる概要の引用元になるには、ページがインデックスされ、検索結果にスニペット付きで表示できることが条件だと説明しています。
URL検査ツールで確認すること
サーチコンソールの該当プロパティでURL検査ツールを開き、ページのURLを入力します。
- インデックスに登録されているか
- Googleが選んだ正規URLが、意図したURLと一致しているか
- 最近修正した場合は「公開URLをテスト」で、現在のページが取得できるか
スニペットの制限を確認すること
ページのHTMLにある次の指定が、意図したとおりになっているかを確認します。
- noindex:ページを検索結果から除外する
- nosnippet:テキストのスニペットを表示しない
- data-nosnippet:特定の部分をスニペットから除外する
- max-snippet:スニペットの長さを制限する
古いテンプレートや、プラグインの設定で意図せずnosnippetが付いていることがあります。サイトの担当者に、URLと見つかった問題を具体的に伝えて確認してもらいましょう。
手順3:生成AI機能への参加設定を確認する
サーチコンソールの「設定」には、検索の生成AI機能に関する設定があります。この設定は、AIによる概要、AIモード、Discoverの生成AI機能が対象です。プロパティごとに、サイトの情報を含める、除外する、親のプロパティの設定に従う、のいずれかになっています。
Googleは、この設定で除外しても、検索のほかの部分のランキングには影響しないと説明しています。また、AIの学習に関する設定とは別のものです。
サブドメインやディレクトリごとにプロパティを分けている場合は、対象のページが含まれるプロパティの設定を確認し、確認した日付と担当者を記録しておきましょう。
手順4:疑問に直接答える内容にする
Googleの生成AI検索向けのガイドでは、独自性のある役に立つ内容と、通常のSEOの基本が大切だとされています。AI専用の構造化データや専用のファイル、理想的な文字数はないとも説明されています。
内容を見直すときは、次の点を意識します。
- 見出しのすぐ下に結論を書く: 「〇〇はできますか?」という疑問には、最初の一文で「できます」「できません」と答え、そのあとに条件を書きます
- 条件と例外を書く: 対象のプラン、地域、期間など、答えが変わる条件を結論のそばに置きます
- 具体例を入れる: 実際の製品の動きにもとづいた例を書きます
- 形式を内容に合わせる: 比べる内容は表に、手順は番号付きのリストにします
たとえば、ネイルサロン向けの予約システムの「前金」のページなら、対応している支払い方法、キャンセル時の返金条件、設定の手順を書き、「予約日を変更した場合にどうなるか」の例を加えます。書いた内容は、製品の担当者に事実を確認してもらってから公開しましょう。
「どんな業種にも最適です」のようなあいまいな表現は、実際の条件に置き換えます。
手順5:関連するページの情報をそろえる
料金ページ、ヘルプページ、比較ページなど、関連するページの情報が食い違っていないかを確認します。あるページでは「返金できる」と書き、別のページでは条件が抜けている、といった状態は早めに直しましょう。
構造化データを使う場合は、画面に表示されている内容と一致させます。Googleのガイドラインでは、ページに見えていない内容や誤解を招く内容のマークアップは認められていません。
修正するときは、「予約ページに前金の返金条件を追記する」のように、目的がはっきりした作業にします。変更前の文章、変更後の文章、公開日を残しておくと、あとで比較できます。
手順6:AIによる概要の表示を手動で確認する
対象の検索語をいくつか決め、実際にGoogleで検索して記録します。
最初に決めておくこと
- 検索語の文面(自社名を含む検索語と、含まない検索語は分ける)
- 地域、言語、デバイス
- ログインの状態
- 確認する日時
検索ごとに記録すること
- AIによる概要が表示されたか
- 表示された場合はスクリーンショット
- 引用元として表示されたリンクのURL
- 自社名が要約の中に出たか
- 自社のページが引用元に入っていたか
「AIによる概要が表示されなかった」と「表示されたが自社は引用元になかった」は、別の結果として記録します。自社名が出たことと、自社のページがリンクされたことも分けて記録しましょう。
一定期間をおいて、同じ検索語、同じ条件で確認し直します。都合の良い結果が出るまで何度も検索し直すことは避けてください。
手順7:サーチコンソールの生成AIレポートを見る
Googleは2026年6月3日に、検索とDiscoverの生成AIに関するパフォーマンスレポートを発表しました。ヘルプページでは、2026年8月31日までに世界中のすべてのサイトで利用できるようになったと説明しています。
検索のレポートでは、AIによる概要とAIモードでの表示回数を、ページ、国、デバイス、日付ごとに確認できます。一方で、検索クエリの一覧や、AIによる概要だけの内訳は提供されていません。また、表示回数はクリックや売上を意味するものではありません。
期間とフィルタを決めてページごとのデータを書き出し、手順6の手動の記録とは別のデータとして管理します。レポートは表示回数の集計で、手動の記録は実際に見た回答の記録です。どちらかで具体的な問題が見つかったら、それを次の改善作業にします。
コントロールできないこと
AIによる概要を表示するかどうか、どのページを引用元に選ぶか、要約をどう組み立てるかを決めるのはGoogleです。条件を満たしていても、インデックスや引用元への選定は保証されません。
また、改善のあとに表示されるようになっても、その改善が原因だとは言い切れません。1回の確認で表示されなかったことも、ずっと表示されないという意味ではありません。確認の条件と日付を残し、次に直すページを決める材料として使いましょう。
まとめ
AIO対策は、インデックスとスニペットの確認、生成AI機能の設定の確認、疑問に直接答える内容への改善、関連ページの情報の統一、そして手動とサーチコンソールでの継続的な確認で進めます。
SearchSeal では、登録した質問について、GoogleのAIによる概要、ChatGPT、Gemini、Perplexityの回答を毎日保存し、自社と競合の言及、引用元のURLを記録します。毎回手で検索してスクリーンショットを撮る作業を減らし、同じ質問での変化を一覧で比べられます。AIによる概要に強いツールの比較はAIO対策ツール比較をご覧ください。
よくある質問
AIO対策でページを書き直す前に確認することは?
URL検査ツールでインデックスの状態と正規URLを確認し、noindexやnosnippetなどの指定、サーチコンソールの生成AI機能の設定を確認します。そのうえで、そのページが答えるべき疑問と、足りない情報を特定します。
検索語の言い回しごとにページを作るべきですか?
まずは、ひとつの目的に必要な情報と条件をまとめた充実したページを作ります。言い回しを変えただけの似たページを増やすのではなく、読み手の目的が違う場合にだけ別のページを作りましょう。
手動で表示を確認するとき、何を記録すればよいですか?
検索語、日付、言語、地域、デバイス、ログイン状態、要約のスクリーンショット、引用元のURLを記録します。要約が表示されたか、自社名が出たか、自社ページがリンクされたかは、別々の項目として残します。
AIによる概要に出るための構造化データはありますか?
Googleは、AIによる概要のための特別な構造化データは必要ないと説明しています。構造化データを使う場合は、画面に表示されている内容と一致させることが大切です。
出典
- Google検索セントラル ブログ: 生成AIのパフォーマンスレポートの発表(英語、2026年6月)
- Google検索セントラル: AI機能とウェブサイト
- Google検索セントラル: 生成AI検索に向けた最適化ガイド
- Search Consoleヘルプ: URL検査ツール
- Google検索セントラル: robotsメタタグの仕様
- Search Consoleヘルプ: 検索の生成AI機能の設定
- Google検索セントラル: 構造化データに関する一般的なガイドライン
- Google検索セントラル ブログ: 生成AIのパフォーマンスレポート(英語、2026年6月)
- Search Consoleヘルプ: 生成AIのパフォーマンスレポート